知らなかった！！スポーツドリンクが歯を溶かす？

2022.08.13

ファミリー

こんにちは

MaMaToです。

毎日暑いですね！暑い中での、サッカーや体操教室、水泳にダンスなどスポーツで身体を鍛えているお子様も多いはず。
熱中症対策にスポーツ飲料や身体に良いと思って毎日飲んでいた　野菜ジュースが・・・
たくさんの砂糖が含まれており、あなたの大切な歯を毎日ちょっとずつ溶かしているそうです。(涙)

例えば
500mlのペットボトル内の砂糖の量
オレンジジュース・・・角砂糖　12個分の糖分
スポーツドリンク・・・角砂糖　９個分の糖分
野菜ジュース　　・・・角砂糖　10個分の糖分
お茶　　　　　　・・・角砂糖　０個分の糖分
（角砂糖３gとした場合）

暑い中のスポーツや熱中症対策でこどもにスポーツ飲料を持って行かせる機会が多いと思います。

スポーツドリンク自体が悪いという訳ではなく、その飲み方に虫歯リスクがあると考えられます。
スポーツドリンクは繰り返し飲むことで、歯はずっと酸に溶かされ、
さらには汗をかくと口の中が乾き、唾液で洗い流されないため、
歯はものすごいスピードで溶かされてしまうのです。

特に、幼児や小学生の場合、生えたての永久歯はまだ柔らかく酸に弱いので要注意です。

『虫歯のメカニズム』
むし歯(虫歯)発生のメカニズムは、お口の中の原因菌(ミュータンス菌)が糖質(ショ糖)を取り込み、
歯垢(プラーク)を形成します。歯垢(プラーク)の中で原因菌(ミュータンス菌)がさらに増殖し、糖質(ショ糖)から酸をつくります。
酸によって歯質(エナメル質・象牙質)からカルシウムやリンが溶け出します(脱灰)。

上記からもわかるように糖質（甘いもの）を食べてミュータンス菌が増殖し、糖質から酸を作り出します。
酸によってエナメル質が溶け、虫歯に進行してしまいます。

『虫歯を予防するにはどうしたら良いのでしょうか。』

・なるべく砂糖の入っていない飲み物を選ぶ
・甘い飲み物を飲んだら水でうがいをする。
・甘い飲み物を飲んで良い時間帯を決める。
・間食を減らす
　などがあげられます。

スポーツ飲料やジュースをよく飲む子供は上の前歯の間に虫歯が出来やすい。とも言われています。
それは、上の前歯の部分は唾液が行き渡りにくくスポーツ飲料やジュースがいつまでも歯の間に残るからです。

スポーツは筋肉を使うだけでなく、頭脳をフルに使います。
砂糖が分解されてできるブドウ糖は、脳を動かす栄養源になるためとても重要です。

ですから、スポーツドリンクには砂糖(ショ糖）が沢山入っている事を知った上で
無糖の飲み物とうまく飲み分ける事で、虫歯になるリスクを減らすことができるでしょう。

『一番の虫歯予防は？』
定期検診でいち早く虫歯や歯のトラブルを発見する事。
痛くなってからでは遅いのです。

歯医者さんに聞きました

Q.うちの子が歯磨きを嫌がります。どうしたら良いのでしょうか？

A.歯の大切さをお子様とじっくり話し合ってみて下さい。

僕も小さな頃は、歯磨きが面倒でさぼりがちでした。
親は歯の問題で苦労をしていたようで、こどもには同じ問題で苦労をさせたくないという思いからか、

「歯磨きをしないと寝させてくれない」

というルールがありました。毎日、親からは何度も厳しい指導を受け、いつの間にか
「寝ながらでも歯を磨ける」くらいにまでなりました。
おかげで、乳歯の時から虫歯は１本もなく、今でも健康な歯を保てています。
親御さん達も、子供に何度も厳しく指導をするのは気力も体力も必要でしょうが、
歯磨き嫌いだった僕が変わったように、子供は変わってゆくと思いますので、
めげずに頑張って欲しいです。

こどもは歯医者さんを怖がりますが、痛いことや怖いことをする場所ではありません。
一緒に虫バイキンをやっつける場所です！！どうぞ怖がらずに、ぜひ検診にかかってみて下さい。

と話すのは
東久留米デンタルクリニックの山崎映太先生